Lステップと公式LINEアカウントは、機能面の充実度などを含めて9つの違いがあります。違いを知らずに両方とも導入してしまうと、機能を使いこなせなかった場合に費用面などで後悔してしまうかもしれません。
導入してから後悔することのないよう、まずはLステップと公式LINEアカウントの違いを知ることが大切です。
そこで本記事では、Lステップと公式LINEアカウントの違いを紹介します。違いを解説した後は、さらに公式LINEアカウントだけでも十分な方の特徴を具体的に解説していきます。
「Lステップが自分に必要な機能を備えているのか知りたい」「Lステップをもっと詳しく知りたい」という方は必見です。その他にも、実際にLステップを導入した会社の事例なども紹介しているので、導入の際の参考にしてみましょう。
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公式LINEアカウントとは?
公式LINEアカウントとは、企業や店舗を対象にしたLINEの公式アカウントのことです。公式LINEアカウントを友だち追加してくれたユーザーに対して、企業の情報やクーポンの発信などを行うことができます。
うまく利用することで、店舗への集客や売上アップなどの効果が見込めるのです。また、公式LINEアカウントは、メッセージ配信やクーポン以外にも下記の機能が備わっています。
- ステップ配信
- LINEチャット
- ショップカード
- リッチメニュー
- プロフィール
- ステップ配信
- オーディエンス配信
- LINEコール
- リサーチ
- LINE VOOM
- メンバーシップ
公式LINEアカウントだけでもこれだけの機能が備わっているので、単体でも優秀なサービスと言えるでしょう。
Lステップとは?
LステップはLINEの拡張機能ツールで、導入すると興味関心の強い層により適切な情報を届けることができます。つまり、公式LINEアカウントに機能を追加し、さらに強化していくツールといった形です。
Lステップはプランごとに多くの機能を有していますが、特に下記のような機能が魅力的と言えます。
- 細かい分岐を設定し、状況に合ったシナリオを自動配信する
- 自動のリマインダ配信
- 友だちをグルーピングできるタグ機能
- 友だちのスコアリング機能
- 分析機能
これらの機能はLステップにしか備わっていないため、公式LINEアカウントの機能を底上げしたい場合にぴったりです。
公式LINEアカウントとLステップの違い
ここからは、公式LINEアカウントとLステップの違いを、9つにまとめて解説します。
- プランごとの料金
- 開封率の高さ
- リッチメニューの自由度
- タグ管理機能の使いやすさ
- 友達情報欄があるかどうか
- スケジュール配信時のセグメント設定の自由度
- 流入経路分析が使えるかどうか
- 予約管理ができるかどうか
- クロス分析ができるかどうか
以下でより詳しく解説していきます。
プランごとの料金
Lステップと公式LINEアカウントの違いの1つ目は、プランごとの料金です。まず、Lステップのプランは以下の内容になります。
項目 | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
---|---|---|---|
月額 | 5,000円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | ~5,000通 | ~30,000通 | ~50,000通 |
続いて、公式LINEアカウントの料金プランです。
項目 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額 | 0円/月 | 5,000円/月 | 15,000円/月 |
月間配信数 | ~200通 | ~5,000通 | ~30,000通 |
公式LINEアカウントは上記に加えて課金することで、メッセージ配信数を追加することができます。Lステップも上記に加え、大量送信プランを選択することが可能です。
開封率の高さ
2つ目は、開封率の高さです。まず、公式LINEアカウントの開封率は60%以上と、メルマガの開封率に対してかなり高い数値が出ています。
一方でLステップは、前述した通り公式LINEアカウントの拡張機能です。そのため、この公式LINEアカウントの開封率の高さを底上げする機能が備わっています。
つまり、公式LINEアカウントのみで運用するよりもLステップと併用した方が開封率が高くなりやすいということです。
リッチメニューの自由度
3つ目は、リッチメニューの自由度だと言えます。リッチメニューとは、ユーザーが公式LINEアカウントとのトーク画面を開いた時に下部に出てくるメニューのことです。
公式LINEアカウントだとこのリッチメニューのレイアウトが固定化されていますが、Lステップは違います。さらに自由度が高く、レイアウトを組み替えたりすることが可能です。
また、ユーザーごとにリッチメニューを出し分けをすることもできます。そのため、Lステップを併用した方がリッチメニューに対してユーザーから興味を持ってもらえる確率が高いと言えるでしょう。
タグ管理機能の使いやすさ
4つ目は、タグ管理機能の使いやすさです。公式LINEアカウントで友だちにタグ付けする場合、手動で行う必要があります。
さらに、タグがつけられるのはチャットができる友だちに対してのみです。対して、Lステップは自動でタグ付けができ、タグ付けの対象はすべての友だちになります。
つまり、Lステップなら運用の手間を省きながら適切なタグ付けをすることができるのです。
友だち情報欄があるかどうか
5つ目は、友だち情報欄があるかどうかです。公式LINEアカウントには友だち情報欄が無く、Lステップにはあります。
友だち情報欄があると、友だちごとの情報をより自由に登録することができるのです。例えば、タグ付けできるのは性別や年代などの属性ですが、友だち情報欄には住所や電話番号などより具体的な情報が管理できます。
つまり、友だちごとに異なる個人的な内容を細かく登録することができるのです。画像を登録することもできるため、より友だち一人に対する解像度が上がっていきます。
スケジュール配信時のセグメント設定の自由度
6つ目は、スケジュール配信時のセグメント設定の自由度です。そもそもスケジュール配信とは、決まった時間にメッセージが一斉配信される機能のことを言います。
スケジュール配信を行う際、公式LINEアカウントなら決められたセグメントへ一律で配信することしかできません。対して、Lステップは自由にセグメント設定をすることができ、手動で設定する必要もないのです。
つまり、Lステップなら精度を高めたセグメント配信を手間なく行うことができます。
流入経路分析機能の充実度
7つ目は、流入経路分析機能の充実度です。Lステップは流入経路分析の機能だけでなく、分析結果を活用できる機能まで充実しています。
まず流入経路分析機能とは、どの経路から友だち追加してもらえているのかを経路別に示し、分析できる機能です。この流入経路分析を行うことで、友だちを増やすにはどの流入経路を強化すれば良いかなどが分かります。
Lステップなら流入経路ごとのシナリオ配信機能を利用できるため、分析結果をもとにさらに効果的な自動化を進められるのです。Lステップを導入する方が、より友だち追加してもらいやすい施策を打つことができると言えるでしょう。
予約管理ができるかどうか
8つ目は、予約管理ができるかどうかです。公式LINEアカウントはチャットで予約を受けることはできますが、自動で予約管理をすることはできません。
一方でLステップなら自動で予約を受け付けたり、キャンセルに対応したりして、手間なく予約管理を行ってくれるのです。またそれだけでなく、設定をすれば予約の前日などに自動でリマインドメッセージを送ることもできます。
クロス分析ができるかどうか
最後は、クロス分析ができるかどうかです。Lステップのプロプラン以上を契約した場合は、クロス分析機能を使うことができます。
クロス分析機能では項目をかけ合わせた内容の分析ができるため、より具体的な課題が見えてきます。精度の高い施策を効率的に検討したい方は利用しておきたい機能です。
流入経路分析機能も含め、Lステップの方が分析機能に長けたツールであると言えるでしょう。
Lステップは怪しいのか
公式LINEアカウントの存在は広く知られていますが、LステップはまだLINEほどの知名度がありません。そのため、「Lステップは怪しい」という噂もあります。
しかし、Lステップはここまで紹介した通り、とても優れたサービスです。下記の記事では、Lステップが怪しいと言われる理由や、実際は怪しくないと言い切れる理由を詳しく紹介しています。
「Lステップの導入を検討しているけれど、怪しいという噂を聞いて不安」という人は、導入前に読んでおきましょう。
Lステップのメリット・デメリット
Lステップが優れている点は多くありますが、もちろんデメリットも存在します。例えば、Lステップは初期構築が必要であり、初心者には少し難易度が高いことなどです。
しかし、その分サポート体制も万全なので、初心者でも安心して使えるとも言えます。下記の記事ではLステップのメリットとデメリットをより詳しく解説しているので、一度比較してみましょう。
自分にとって必要なツールなのか、合っているサービスなのかを確認することができます。
公式LINEアカウントだけで十分な人
公式LINEアカウントとLステップを併用すればさらなる効果が期待できますが、実は公式LINEアカウントだけで十分な人もいます。それは、下記のような人です。
- 友だちの数が少なく、少しの配信量で十分
- セグメントの精度を上げる必要がない
- 主にクーポンの配信やポイントカードの用途として使っている
- 分析機能を特段使わない
公式LINEアカウントは、200通までなら無料でメッセージが配信できます。そのため、友だちが少なく少量で足りる人は公式LINEアカウントのみを無料で利用した方がお得なのです。
また、機能面が充実していても手に余ってしまうという人も、公式LINEアカウントのみで十分でしょう。
Lステップの導入が必要な人
一方で、Lステップの導入が必要な人は下記のような人です。
- 友だちの数が多い
- より具体的なセグメント設定を行いたい
- 分析機能を使って精度の高いPDCAを回したい
- 公式LINEアカウントの機能をよりカスタマイズしたい
- 友だちの管理を細かく行いたい
- できるだけ配信を自動化したい
友だちの数が多いと、手動で行わなければならない作業に手間がかかってしまいます。Lステップを併用した方がより自動化できるため、初期構築よりも後々の手間を省きたい人には、Lステップがぴったりなのです。
また、Lステップは公式LINEアカウントより精度の高い機能が備わっています。そのため、「どんどん分析してPDCAを回していきたい」という人にぴったりのツールなのです。
Lステップは簡単に導入できるのか
Lステップの導入は、一概に簡単だとは言えません。その理由は、Lステップ導入後の初期構築が大変だからです。
Lステップを使うとより多くの機能が自動化でき、後々が楽なのですが、その自動化のための構築が初期段階で必要になります。構築が初めてという人にとっては、やや時間のかかる作業でしょう。
しかし、Lステップは分かりやすいマニュアルが公表されており、認定コンサルに相談することもできます。サポート体制は万全なので、その点も含めるとそれほど難しくないと言えるかもしれません。
導入が不安であれば、先に公式サイトのマニュアルを覗いてみたり、次の項目で紹介する他社事例を確認してみましょう。
Lステップを活用した企業の事例
ここまでLステップのメリットやデメリットを紹介してきましたが、それでも活用できるか不安な方は活用事例を見てみましょう。ここでは、Lステップの公式ブログに掲載されている飲食店での事例を紹介します。
今回紹介するのは、CoCo壱番屋での導入事例です。CoCo壱番屋の担当者は、広告は使用せずLステップを利用したことで、3カ月という短期間で7,200人以上の友だち集めができたと言います。
しかも、公式LINEアカウントもLステップも今まで導入したことがなかったということです。初心者の方でも試行錯誤することでしっかりと結果が得られることが分かります。
この他にもLステップ公式サイトや公式ブログで様々な事例が紹介されているため、気になる方は確認してみましょう。
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まとめ
この記事では、Lステップと公式LINEアカウントの違いや、Lステップを導入する必要性について解説しました。Lステップは公式LINEアカウントよりも精度や自由度の高い機能を提供してくれます。
公式LINEアカウントの機能では物足りない方や、たくさんの施策に効率的に挑戦していきたい方におすすめといえるでしょう。導入の難易度が低いとは言えませんが、初心者でも安心できる体制も整っています。
分からないことがあれば、認定コンサルへの無料相談を使ってみたり、代行業者に依頼してみることがおすすめです。上手く使って、Lステップで目標を達成していきましょう。