「LINE公式アカウントって無料で使えるの?」
「有料プランとの違いって何?」
新規顧客の獲得や業務の効率化など、さまざまなことに活用できるLINE公式アカウント。いまやLINEは個人だけでなく、企業にも欠かせないツールとなっています。
なかには、LINE公式アカウントを「無料ならお試しで使ってみたい」と考えている方もいるでしょう。結論、LINE公式アカウントは無料で利用できます。
また、有料アカウントと使える機能に関してはほとんど違いがありません。そのため、LINE公式アカウントに興味があるなら、使わない手はないといえます。とはいえ、本当に自社にLINE公式アカウントを導入すべきなのか、決めきれないという方もいるはず。
そこで本記事では、LINE公式アカウントの無料プランについて、有料プランとの違いやできることを詳しく紹介します。あわせて、有料プランに変更すべきタイミングも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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LINE公式アカウントが無料で十分な時代は終わった!
先述したように、LINE公式アカウントは無料で利用できます。無料プランと有料プランで使える機能に差はなく、誰でも気軽に利用できるサービスといえます。
しかし、LINE公式アカウントを活用して売上を向上させたい場合には、有料プランへの加入が必須であることに注意が必要です。2023年5月までは無料プランでも売上向上を見込むことは可能でした。
ただ、2023年6月に料金プランが改定されてからは、より効果を出すためには最低でもライトプランに加入する必要があります。
フリープラン ※改定後「コミュニケーションプラン」 | ライトプラン | スタンダードプラン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
変更前 | 変更後 | 変更前 | 変更後 | 変更前 | 変更後 | |
月額料金 | 0円 | 0円 | 5,000円 | 5,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 200通 | 15,000通 | 5,000通 | 45,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 不可 | 5円/通 | 不可 | 〜3円/通 | 〜3円/通 |
上記の表を見てもわかる通り、料金プランの改定によって無料プランでは配信できるメッセージ数が月200通まで減少しています。友だちが50人いた場合、今まで月20回無料で配信できていたのが、月4回まで減ってしまったということです。
上記のことから、現在ではLINE公式アカウントが無料で十分な時代は終わり、少なくてもライトプランへの加入が必要となったのです。
無料プランと有料プランの違い
無料プランと有料プランの違いは、毎月ユーザーに配信できるメッセージ数が大きく異なることです。
ユーザーに配信できるメッセージ通数は「送付人数×メッセージ通数」でカウントされます。また、LINE公式アカウントの場合、1通につき3つの吹き出しまで送付することが可能です。
項目 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額固定費 (税別) | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 (月) | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金 (税別) | 不可 | 不可 | 〜3円/通 |
ライトプランに加入することで、月5,000通までメッセージを配信できます。友だちが100人いた場合で計算すると、月50通までメッセージを配信することが可能です。
また、スタンダードプランに加入すれば、追加メッセージの配信もできるようになります。料金プランの変更に関しては、アップグレードは当月中、ダウングレードは申請の翌月から適応可能になります。
友だちの数や打ち出す施策によって、加入するプランを検討することが重要です。
メッセージのカウント方法
ここまで、無料プランと有料プランの違いを解説しましたが、加入プランを選ぶ際にはメッセージのカウント方法を把握することが重要です。先述したように、ユーザーに配信できるメッセージ通数は「送付人数×メッセージ通数」でカウントされます。
ここでいう「送信人数」とは実際にメッセージを送付できた数であり、 ブロック中の友だちは含まれません。「セグメント配信」を活用した場合は、絞り込み後の数がカウントされます。
また、機能によってもカウントされる場合と、されない場合があるため注意が必要です。一般的に、メッセージにカウントされるのは次のものが挙げられます。
- メッセージ配信
- ステップ配信
- クーポン機能
- リサーチ
一方で、メッセージにカウントされないものとしては、次のものが挙げられます。
- チャットのメッセージ
- あいさつメッセージ
- 自動応答メッセージ
- VOOM投稿など
LINE公式アカウントをうまく活用するためにも、上記をしっかりと把握しておきましょう。
LINE公式アカウントの無料プランでできること13選
ここからは、LINE公式アカウントの無料プランでできること13選を紹介していきます。
- メッセージ配信
- ステップ配信
- VOOM投稿
- 自動返信機能
- チャット機能
- クーポン機能
- リッチメニュー
- ショップカード機能
- プロフィール
- リサーチ
- 分析
- メンバーシップ
- LINEコール
それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
メッセージ配信(メッセージカウントされる)
メッセージ配信とは、友だちとなったユーザーにメッセージを送ることのできる機能です。テキストやスタンプ、クーポンなどを組み合わせて送ることができ、LINE公式アカウントのメイン機能のひとつといえます。
メッセージを送る際には「友だち全員」または、特定のユーザーに絞って配信する「セグメント配信」を選ぶことができます。無料プランを利用する際には、1ヶ月送ることのできるメッセージ数に限度があるため、「セグメント配信」を使用することがおすすめです。
ユーザーの興味・関心に合わせたメッセージ送信が可能であり、うまく活用することで集客率などの向上が見込めます。
ステップ配信(メッセージカウントされる)
ステップ配信とは、ユーザーの行動にあわせて、あらかじめ用意したメッセージを決まったタイミングで配信できる機能のことです。「友だち登録」という行動をきっかけに「◯日後にメッセージを配信する」という設定を行うことができます。
ステップ配信を活用すれば自動でメッセージを配信できるため、1通1通手動でメッセージを送るという手間をなくせます。また、友だち追加をしたユーザーに対してステップ配信を活用することで、購入へのモチベーションをアップさせることが可能です。
設定も用途に合わせたテンプレートが用意されているなど簡単にできるため、活用してみると良いでしょう。
VOOM投稿(メッセージカウントされない)
VOOM投稿とは、LINE公式アカウントの友だちではないユーザーに対して動画コンテンツを提供できる機能です。もともと「タイムライン」と呼ばれる機能でしたが、2021年に「LINE VOOM」として提供が開始されています。
VOOM投稿を活用するメリットは、LINE公式アカウントの友だち以外にもアプローチが可能なことです。ユーザーは投稿をシェアできるため、今までアプローチできなかったユーザー層に情報を届けることができます。
自動応答機能(メッセージカウントされない)
自動応答機能は、友だちから送られてきたメッセージに対して自動で返信できる機能のことです。事前に設定しておいた文章をメッセージの受信時に自動返信できるため、スタッフが対応する手間をなくし、業務の効率化を図れます。
基本的に、友達からのメッセージに対して一律で返信する方法と、事前に設定したキーワードと合致した場合に返信する方法があります。2つの方法は併用可能であり、適切に活用することで顧客対応の向上やコスト削減が可能です。
チャット機能(メッセージカウントされない)
チャット機能は、友だちになっているユーザーと「1:1」でメッセージのやり取りができる機能を指します。メッセージ配信とは異なり、他の友だちに見られることはありません。
メッセージを送ったユーザーとLINE公式アカウントの運用者のみが確認できるようになっています。また、チャットでのメッセージのやり取りは、配信数にカウントされないことも大きな特徴です。
他にも、顧客情報が蓄積できたり、メッセージのプレビュー機能を使用できるといったメリットもあります。
クーポン機能(メッセージカウントされる)
クーポン機能は、LINE公式アカウント内でクーポンを作成し、友だちに配信することができる機能です。「10%OFF」や「ドリンク1杯無料」など、内容は自由に決めることができます。
また、ホームページやSNSなどでも拡散できるため、集客率の向上が可能です。他にも、クーポンを活用することで友達追加のきっかけを作れたり、ブロック回避につながるといったメリットがあります。
クーポン機能を活用するタイミングとしては、友だち追加時や新商品発売時、イベント・キャンペーン時などがおすすめです。
リッチメニュー(メッセージカウントされない)
リッチメニューとは、トーク画面の下部に固定表示できるメニュー画像のことです。固定表示できることから、ユーザーに高確率でみてもらうことができます。
実際に多くのLINE公式アカウントが利用しており、うまく導線を組むことで各種コンテンツへの誘導が可能です。また、期間によって切り替えもでき、ユーザーの反応が悪い時には改善しながら利用できます。
リッチメニューを作成する際には「どんなアクションを設定するのか」、「どんな画像やキャッチコピーにするのか」に注意して設計しましょう。
ショップカード(メッセージカウントされない)
ショップカード機能とは、LINE内でポイントカードを作成できる機能のことです。ユーザーはポイントを貯めることで特典と交換することができ、リピート率の向上に繋げることができます。
特典の交換に必要なポイント数は、1〜50ポイントの間で自由に設定することが可能です。また、ショップカードの使用状況は分析ができるため、ユーザーの状況にあわせたカードを作成することができます。
プロフィール(メッセージカウントされない)
プロフィールは、アカウント名やプロフィール画像、営業時間などのさまざまな情報を掲載できるページのことです。設定したプロフィール情報は、全ユーザーが確認できます。
設定できる情報の例としては、次のものが挙げられます。
項目 | 詳細 |
---|---|
アカウント名 | ユーザーが確認できる屋号、サービス名 |
ステータスメッセージ | アカウント名の下に表示されるアカウントの紹介文 |
プロフィール画像 | ユーザーに表示されるアカウントの画像 |
背景画像 | アカウント名の上に表示される画像 |
ボタン | 「トーク」や「投稿」に飛ばすボタン 最大3つまで追加可能 |
ショップカード | アカウントで設定しているショップカード |
アカウントの基本情報 | 営業時間、予算、アクセスなどの情報 |
他にもさまざまな情報が追加でき、うまく組み合わせることでユーザーにアカウントの情報を届けることができます。
リサーチ(メッセージカウントされる)
リサーチとは、友だちにアンケートを送付できる機能のことです。「選択式」と「自由回答式」があり、友だちのニーズを知りたい時などに活用できます。
アンケート結果をもとに、配信内容やリッチメニューの情報を変更することで、反応率の向上やブロック率低下につなげることができます。ただし、「自由回答式」は認証済みアカウントでしか利用できないことに注意が必要です。
また、リサーチはPC版の管理画面からのみ作成可能できることを覚えておきましょう。
分析(メッセージカウントされない)
LINE公式アカウントの分析とは、友だちの追加数やブロック数、メッセージ配信の開封率などの数値を分析できる機能です。分析機能では、以下の詳細データを確認することができます。
- 友だち
- プロフィール
- メッセージ通数/配信
- ステップ配信
- あいさつメッセージ
- リッチメニュー
- チャット
- VOOM
- クーポン
- ショップカード
- 予約
詳細データを分析してPDCAを回すことで、より効果の見込める配信ができるようになります。
メンバーシップ(メッセージカウントされない)
メンバーシップとは、月額課金しているユーザーに対して、限定メッセージや特典を配信できる機能のことです。オンラインサロンやオンラインレッスンなどで活用できるサービスであり、いわゆるサブスクリプション機能を指します。
サブスクでコンテンツを収益化できたり、オンラインサロンを簡単に運営できるといったメリットがあります。また、飲食店や美容院が会員に限定クーポンを配信したい場合などに向いているサービスです。
メンバーシップ機能を利用する際は、審査があったり、利用できない業態があることに注意が必要です。
LINEコール(メッセージカウントされない)
LINEコールとは、ユーザーからLINE公式アカウントに無料で音声通話やビデオ通話ができる機能のことです。企業とユーザーのどちらにも通話料はかからず、急ぎの要件を伝えたり、チャットでは伝わりづらい内容の補足に役立ちます。
また、LINEコールでビデオ通話を活用することで、オンライン面接やレッスンを実施することも可能です。ただし、企業側からユーザーに対して発信できないことに注意が必要です。
有料プランに変更するタイミングはいつがいい?
現在、無料プラン(コミュニケーションプラン)の場合、初めてプラン変更を検討するベストなタイミングは友だち30人前後です。LINE公式アカウントを活用する際には「最適な配信頻度は月◯回」という明確な基準はありません。
一般的には、週1回程度がおすすめとされていますが、業態やユーザーの目的によって適した配信頻度は異なります。イベントやキャンペーンの告知、クーポンの配信などを行う際には、週1回では足りないこともあるでしょう。
そのため、最低週1回の配信を目安として、友だちが30人前後になったら有料プランへの変更を検討するのが賢明です。
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ここまで、LINE公式アカウントの無料プランについて解説しました。LINE公式アカウントを効果的に活用できれば、売上の向上を狙うことが可能です。
しかし、なかには「具体的にどんなことをすればいいのかわからない」という方もいるでしょう。そのような方は、ぜひLMコネクトにご相談ください。
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まとめ
本記事では、LINE公式アカウントの無料プランと有料プランとの違いやできること、有料プランに変更すべきタイミングを紹介しました。LINE公式アカウントは無料プランでも活用はできますが、より売上を向上させたいなら有料プランを利用することが賢明です。
また、LINE公式アカウントにはさまざまな便利な機能があります。本記事で解説した内容を参考に、自社に適した機能が何なのか考えてみてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。